愛進堂薬局では医師の指示のもと、在宅療養の患者様の同意を得て、ご自宅や施設に薬剤師が訪問し、薬を正しく使って頂くための説明、服用状況の確認、副作用のチェックなどを行っています。
薬剤師が訪問することで、患者様の生活空間、薬剤の服用状況、併用薬などを把握することができ、それをもとに医師や介護の方とも連絡を取って、患者様が一番服用しやすい状態(一包化・分かりやすい印字・お薬粉砕・お薬カレンダー設置等)でお薬をお届けさせて頂きます。
愛進堂薬局では、平成11年より訪問薬剤管理指導を始め、十分な経験を重ねてまいりました。
在宅でのお薬の管理、指導は愛進堂薬局に安心してお任せ下さい。
1. 薬剤師による在宅サービス(以下、在宅サービス)はどのような人が受けられますか?
お医者さまに在宅(往診)での診療を受けられている方が対象となります。
処方箋に居宅療養管理指導依頼の指示が必要になりますので、担当のお医者さま、またはケアマネージャーにご相談ください。
2. 在宅サービスを受ける場合、何か事前に手続きが必要ですか?
薬剤管理を開始する場合、介護保険の認定を受けられている方は薬局との契約が必要になります。
介護保険の認定を受けられていない方は、医療保険を利用しますので、契約は必要ありません。(担当する薬剤師が説明にうかがわせていただきます)
3. 在宅サービスを受ける場合、薬はいつ届くのですか?
訪問日および時間に関しては、患者様のご都合を伺い、ご相談させていただきます。
4. 在宅サービスを受ける場合、実際にはどのような手順になりますか?
患者様また医療機関・施設様から処方箋を薬局へFAXしてください。
処方箋や薬歴をチェックして、患者様の服用しやすい状態に調剤いたします。
処方箋と引き換えにお薬をお渡しして、飲み方、使い方の説明や、ご相談をお受け致します。
5. 在宅サービスを受ける場合、特別な費用がかかりますか?
ご利用料金に関しては、法令に基づきお薬代の負担に以下の料金を加算させていただきます。
※介護保険制度の規定により、以下の通り定められています。
(平成27年8月より、収入によって負担割合が変わります。以下の金額は「1割負担」の場合です。「2割負担」の場合は、この2倍の金額をご負担いただきます。)
①居宅療養管理指導サービス提供料として居宅療養管理指導料
・同一建物居住者以外の場合 507円/回
・同一建物居住者の場合 376円/回
・算定する日の間隔は6日以上、かつ、月4回を限度。ただし、ガン末期の患者、中心静脈栄養を受けている患者の場合は、1週に2回、かつ、月に8回を限度。
②麻薬等の特別な薬剤が使用されている場合 、1回につき100円(①に加算)
月4回限り。がん末期患者、中心静脈栄養法対象患者は週2回、月8回に限り
※公費の補助がある方は、負担金に対して補助があります。
※介護保険の認定を受けられている方は、介護保険の保険証の確認が必要になります。
※介護保険の認定を受けられていない方は、保険証もしくは医療証の確認が必要になります。
6. 在宅サービスを受けると、薬剤師が何をしてくれるのですか?
居宅療養管理指導では、以下の事を行います。
- 処方箋による調剤(患者様の状態に合わせた調剤上の工夫)
- 薬剤服用歴の管理
- 薬剤等の居宅への配達
- 居宅における薬剤の保管・管理に関する指導
- 使用薬剤の有効性に関するモニタリング
- 薬剤の重複投与、相互作用等の回避
- 副作用の早期発見、未然防止と適切な処置
- 日常生活動作、生活の質等に及ぼす使用薬剤の影響確認
- 使用薬剤、用法・用量等に関する医師等への助言
- 麻薬製剤の選択および疼痛管理とその評価
- 病態と服薬状況の確認、残薬および過不足薬の確認、指導
- 患者の住環境等を衛生的に保つための指導、助言
- 在宅医療機器、用具、材料等の供給
- 在宅介護用品、福祉機器等の供給、相談応需
- その他、必要事項(不要薬剤等の廃棄処理、廃棄に関する指導等)
- 訪問服薬指導をさせて頂く日程等の計画書や訪問して得た患者様の情報等を、処方医とケアマネージャに文書で報告します。
医療機関・介護施設の皆様へ
「お薬のことで、何かお困りの事はございませんか?」
・近所の薬局に、必要な薬が無い
・訪問してくれる薬局がない
・往診患者、入所者の薬の管理に困っている …など
愛進堂薬局にお手伝いできることは、何なりとご相談下さい。